令和7年11月23日(日)、24日(月)に徳島文理大学高松駅キャンパスで行われた「2025年日本化学会中国四国支部大会 香川大会」において、大学院理工学研究科(化学分野)ならびに理学部化学コースの学生4名が講演賞などを受賞しました。
受賞者と発表題目は以下のとおりです。
●池田美沙子さん (博士前期課程2年生 指導教員 内藤俊雄教授)
学生優秀発表表彰 (Chemistry Letters Young Research Award)
「エチル基が伝導を担う分子性金属における微視的構造の違いと電子物性」
●中家南帆さん (博士前期課程2年生 指導教員 内藤俊雄教授)
優秀講演賞
「Raman スペクトルによる準静的な光化学変化中の電子状態の観測」
●大通拓実さん(博士前期課程1年生 指導教員 佐藤文哉特任講師・高橋亮治教授)
優秀ポスター賞
「エチレンジアミン添加による銀の高分散担持法」
●山本陽太さん(理学部4年生 指導教員 髙瀬雅祥教授)
優秀ポスター賞
「ジベンゾチオフェン骨格を導入した八員環含有湾曲アザナノグラフェンの合成と物性」
今回の支部大会では全116件の口頭発表、全209件のポスター発表の中から学生優秀発表表彰3件、優秀講演賞6件、優秀ポスター賞16件が審査員の投票により選ばれました。
それぞれの研究とも、要旨、当日の発表、質疑応答のすべての面で精査された結果、その成果と緻密な議論が高く評価され、今回の受賞に至りました。
4名とも学部生の時から勉学に励み、積み上げて来た知識と化学への情熱を研究室に入ってからそれぞれの研究テーマに結実させた証です。しかもこれに満足することなく既に次の発表に向けて邁進しており、引き続き研究の発展が期待されます。