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2025.06.10 研究

イギリス王立化学会誌「Materials Advances」の Celebrating materials science in Japanに選出

大学院理工学研究科 内藤俊雄教授を中心とする研究グループが昨年、イギリス王立化学会(RSC)の学術雑誌「Materials Advances」に発表した論文が、このたび同誌の“Celebrating materials science in Japan”に選定されました。

論文題名:Nearly three-dimensional Dirac fermions in an organic crystalline material unveiled by electron spin resonance
     (電子スピン共鳴によって見えた有機結晶性材料中の擬三次元的ディラック粒子)

当論文は、ディラック電子系と呼ばれる特殊な電子の物質中での振る舞いを観察することに成功したものです。電子スピン共鳴に独自の解析法を適用したこの解析方法は汎用性が高く、ディラック電子に限らず今後の物性研究に広く活躍が期待されます。

“Celebrating materials science in Japan”は、過去数年間に Materials Advances に掲載された材料科学分野の論文のうち、引用数、ダウンロード数、 Altmetricスコアに基づいて人気のある論文が14件選ばれました。

 

特殊な電子を含む物質の構成分子とディラック電子系の模式図

参考

■2024年1月24日プレスリリース
“四次元”の電子を実験でとらえる~“つかみどころのない電子”をどうやって観測するか~

■2024年5月28日プレスリリース
イギリス王立化学会誌「Materials Advances」2024 Popular Advances collectionに選出