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2024.11.19 研究

三角形構造に隠れた電子の複雑な役割の解明 ~怠けているように見える電子の重要性~

このたび、愛媛大学大学院理工学研究科 山本貴准教授の研究グループは、理化学研究所、高輝度光科学研究センター(JASRI)、大阪大学大学院理学研究科、東京理科大学、分子科学研究所、ソウル大学校の共同チームによる研究にて、超伝導になり易い磁性半導体の中に、磁性に直接寄与しない価電子が半数程度あることを発見しました。これらの価電子は量子性が強いため、磁性や伝導性に重要な役割を果たすことを突き止めました。
なお、本研究の成果は、Physical Review Bに掲載され、令和6年11月12日にオンライン公開されました。

研究内容はこちら

論文情報

掲載誌:Physical Review B
DOI:10.1103/PhysRevB.110.205126
題名:Charge and Valence Bond Orders in the Spin-1/2 Triangular Antiferromagnet
    (日本語訳)三角格子の反強磁性体における電荷と結合の秩序化
著者:Takashi Yamamoto, Takashi Fujimoto, Yasuhiro Nakazawa, Masafumi Tamura, Mikio Uruichi, Yuka Ikemoto, Taro Moriwaki, HengBo Cui & Reizo Kato
責任者:Takashi Yamamoto