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2022.12.02 研究

大学院理工学研究科の松永昂之さんと理学部の齋藤竜太さんが「2022年日本化学会中国四国支部大会広島大会」でポスター賞を受賞しました。【11月13日(日)】

 令和4年11月12日(土)~13日(日)に広島大学で開催された「2022年日本化学会中国四国支部大会広島大会」にて、大学院理工学研究科博士前期課程1年生の松永昂之さんと理学部4年生の齋藤竜太さん(ともに有機化学研究室に所属)がポスター賞を受賞しました。

 発表題目は下記のとおりで、大学院理工学研究科の髙瀬雅祥准教授、宇野英満教授らのグループで行われた研究成果です。
●「ガルフエッジを有するπ拡張アザコロネン類の合成」 松永昴之さん
●「ベンゼン・ナフタレンを中心部に有するカルバゾールオリゴマーの合成と物性」 齋藤竜太さん

 松永さんは、ナノサイズのグラフェンの電子構造がエッジ部位の構造に大きく依存することに着目し、「ガルフエッジ」を有するπ拡張アザコロネン類の合成を行いました。単結晶構造解析を用いて構造的特徴を明らかにすると共に、光学・酸化還元特性や化学反応性に関する検討を行いました。
 齋藤さんは、円環状に配列させたπ電子系化合物を合成し、その構造に起因するπ電子機能の解明に取り組みました。構成するπ電子系の数や配向が異なる化合物群を合成し、溶液・結晶中の構造的特徴を明らかにすると共に、光学・酸化還元に関する測定を行い、構造と物性との相関に関して検討を行いました。
 これらの研究成果および発表に対する質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。

日本化学会中国四国支部大会 広島大会 HP(学生優秀発表賞の選考結果)
https://nikka.hiroshima-u.ac.jp/csjcs/award/