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2021.12.16 研究

大学院理工学研究科の藤川佳乃さんが2021年日本化学会中国四国支部大会高知大会でポスター賞を受賞しました。【11月14日(日)】

 令和3年11月13日(土)~14日(日)にオンラインで開催された「2021年日本化学会中国四国支部大会高知大会」にて、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の藤川佳乃さん(有機化学研究室)がポスター賞を受賞しました。
 発表題目は、「β位連結型HPHAC二量体の合成と物性」で、理工学研究科の髙瀬雅祥准教授、宇野英満教授らのグループで取り組んだ研究の成果です。
 近年、ヘテロ原子を導入したナノグラフェンの創製及び物性解明は重要な研究領域の一つとなっています。藤川さんは、含窒素ナノグラフェンの一つであるヘキサピロロヘキサアザコロネン(HPHAC)に関する研究を行っており、今回、ピロールのβ位で二つのHPHACを連結したHPHAC二量体の合成に成功しました。二つの不対電子間におけるスピン軌道相互作用の調査は、磁性の制御や新規物性発現の観点から関心の集まる研究対象です。HPHAC二量体の様々な酸化種を調整し、分子内・分子間相互作用に基づく性質を明らかにしました。この研究成果および発表に対する質疑応答が評価され、受賞に至りました。

参考WEBサイト

2021年日本化学会中国四国支部大会高知大会