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2019.06.12 研究

「中国四国植物学会第76回大会」において、理工学研究科博士後期課程1年生の夜舩友咲さんが「優秀発表賞(口頭発表部門)」を受賞しました【5月11日(土)、12日(日)】

 令和元年度5月11日(土)、12日(日)、広島大学で開催された「中国四国植物学会第76回大会」において、理工学研究科博士後期課程1年生の夜舩友咲さんが「優秀発表賞(口頭発表部門)」を受賞しました。
 本賞は、中国四国植物学会において、特に優れた研究発表を行った学生及び若手研究者に対し、贈られるものです。
 現在,夜舩さんは理工学研究科環境機能科学専攻生物環境科学講座に在籍し、アサガオの蔓が支柱に巻き付く仕組みを解明するための研究に取り組んでいます。今回受賞した研究テーマは、「アサガオにおいて蔓の巻き付きに伴い発現が変化するエチレン生合成鍵酵素の遺伝子」で、理工学研究科の金田剛史助教の指導のもと進められたものです。本研究は、アサガオの蔓が支柱に巻き付くときに、支柱と接する側とその反対側とで茎の成長が異なっていることに着目して、成長を抑制する働きを持つ植物ホルモンの一種であるエチレンの生合成に関わる酵素のACC合成酵素の遺伝子についてその発現量の調査を行ったものです。この研究では、アサガオのゲノム上にある14個のACC合成酵素遺伝子のうち一つが支柱と接する側の茎の組織で多く発現していることを明らかにしました。これらの成果は、植物の蔓が支柱に巻き付く仕組みについての解明の糸口となるものです。
 これらの研究内容に加えて、プレゼンテーションの技術などについても評価された結果、発表後に行われた学会員の投票により選出され、今回の受賞に至りました。