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2025.05.30 教育

【7月13日(日)開催】理学部公開講座〜エネルギーからみる自然の法則と持続可能な未来〜

愛媛大学理学部公開講座
~エネルギーからみる自然の法則と持続可能な未来~

愛媛大学理学部では、地域の皆様を対象とする公開講座を年に1回開催しています。本学では、「数理・情報」や「物理」、「化学」などの自然科学分野における基礎研究を通じて、社会の持続可能な発展に貢献することを目指しています。
現代社会は、エネルギーのあり方やその利用が、環境や経済、そして私たちの暮らしそのものに深く関わる時代を迎えています。科学的な視点からエネルギーを見つめ直し、自然の法則を正しく理解することは、未来の選択肢を広げる大切な一歩です。
そこで理学部では、愛媛大学SDGs推進室の後援を得て、今年度、「エネルギーからみる自然の法則と持続可能な未来」と題し、数学および物理学の観点からエネルギーにアプローチする一般向け講座を企画いたしました。最先端の研究に基づき、エネルギーや物質のふるまい、そしてそれらが私たちの社会にどう関わっているのかを、分かりやすくお話しします。
受講料は無料です。対面形式に加え、オンラインでも配信を行いますので、遠方の方にもご参加いただけます。科学に親しみながら、エネルギーと未来について考える機会として、ぜひご参加ください。

開催日     :   2025年7月13日(日) 13時30分~16時00分
会場      :   愛媛大学理学部S32講義室(オンラインでの参加も可能です)
会場定員    :   100名
参加費     :   無料
参加申込受付期間:   7月10日まで(会場参加・オンライン参加とも)
参加申込先   :     https://forms.office.com/r/MCPwCZwwxg
                                       上記にアクセスし、申し込みフォームに必要事項を記入して申し込んでください。
問い合わせ先  :   愛媛大学理学部公開講座実行委員会(ehime.ri.koudai@gmail.com)
            (7月11日までに参加情報について連絡が届かない場合は、こちらからの連絡が届いていない場合もあります
             ので、再度ご連絡ください。)

講座内容

13:00        開場
13:00〜13:30   受付
13:30~13:40   開会挨拶:前原常弘 理学部長
13:40~14:40   講座1:「非線形シュレーディンガー方程式で理解する、光と通信のようす」(理学部助教 佐藤 拓也)
⾮線形シュレーディンガー⽅程式 (NLS) は、光ファイバー内の光(電磁波) の伝達具合を表す数理モデルであり、現代の通信技術を⽀える基盤となっています。遠くまで光の信号を届けるには、ファイバー内の不純物や摩擦による光のエネルギー散逸が⼤きな課題となっています。本講座では、光のエネルギー散逸率を調べる数理的⼿法について、NLSに関連する微分⽅程式や、波の性質を通じた解説をいたします。

14:55~15:55    講座2:「自由エネルギーって何だろう? -分子の形や結合を説明できる!?-」(理学部准教授 宮田 竜彦)
箱に⼊れた気体は⾃然に箱全体へ広がります。また、⽔素と塩素は反応して塩化⽔素になります。これらは⼀⾒ばらばらの現象ですが、実はどちらも⾃由エネルギーを使って統⼀的に説明できます。⾃然は⾃由エネルギーの低い⽅へ進もうとする性質があります。気体が広がったり反応が進んだりすれば、いずれも⾃由エネルギーが低下するのです。⾃由エネルギーの考え⽅を応⽤すれば、タンパク質分⼦の形や分⼦同⼠の結合の予測へもつながっていきます。本講座では⾃由エネルギーの観点から⾒たこれらの現象や予測についてお話します。

15:55~      閉会挨拶

ポスターダウンロードはこちら