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2026.04.28 研究

大学院理工学研究科の座古保教授らの論文が、イギリス王立化学会誌「Sensors&Diagnostics」の Celebrating International Women’s Day 2026に選出。【3月8日(日)】

愛媛大学大学院理工学研究科博士前期課程(令和6年度修了)の福住奈那実さん、座古保教授らのグループが昨年、イギリス王立化学会(RSC)の学術雑誌「Sensors&Diagnostics」に発表した論文が、女性研究者による優れた研究論文として、令和8年3月8日の国際女性デーに、同誌のCelebrating International Women’s Day 2026 : Women in Sensing and Diagnosticsに選ばれました。

 本論文では、スマートフォン暗視野顕微鏡を用いた金ナノ粒子凝集観察による分子検出により、炎症性バイオマーカーC反応性タンパク質(CRP)の簡易検出をおこないました(下記プレスリリース参照)。血液中のCRP濃度が高いと、炎症や感染の可能性が示唆されるため、感染症や心筋梗塞、肺疾患、がんなど、様々な疾病の診断補助に広く使用されています。本研究成果により、疾病や炎症の重症度を簡易に評価できる技術への応用が期待されます。
 本論文は、先端ナノバイオ分析研究ユニット(愛媛大学リサーチユニット)に関連する研究成果です。

論文情報

掲載誌:Sensors & Diagnostics, 4, 159-165 (2025)DOI:10.1039/D4SD00329B
題名:Detection of C-reactive protein using single cluster analysis of gold nanoparticle aggregates using dark-field microscope equipped with smartphone
(和訳)スマートフォン暗視野顕微鏡を用いた金ナノ粒子凝集の単一クラスター解析によるC反応性タンパク質検出
著者:Nanami Fukuzumi, Takako Nakagawa, Gen Hirao, Atsushi Ogawa, Mizuo Maeda, Tsuyoshi Asahi and Tamotsu Zako*
責任著者: 座古保(愛媛大学)

 

 

 

 

 

概要

CRPに特異的に結合するDNAアプタマーを修飾した金ナノ粒子が、CRP存在下で形成する凝集体を暗視野顕微鏡で観察・分析することで、CRPを検出できることを示しました。特に、単一クラスターレベルでの金ナノ粒子観察が可能な、スマートフォンを用いた暗視野顕微鏡を開発し、疾病等の重症度判定が可能な、50 nM以上のCRPの簡易検出に成功しました。

参考