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2019.07.31 研究

大学院理工学研究科の沖 光脩さんが国際学会「The 18th International Symposium on Novel Aromatic Compounds (ISNA-18)」でPoster Awardを受賞しました【7月26日(金)】

 令和元年7月21日(日)~26日(金)に札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)で開催されたThe 18th International Symposium on Novel Aromatic Compounds(ISNA-18)にて、大学院理工学研究科博士後期課程3年生の沖 光脩さん(有機化学研究室)がポスター発表を行い、Poster Awardを受賞しました。
 この賞は、本国際学会のポスター発表者の中から特に優れた発表を行った者に授与され、354件のポスター発表中16件が選出されました。
 今回受賞した沖さんの発表題目は、「Synthesis and Properties of Anthracene-cored Expanded Azacoronene with Highly Twisted π-System」で、理工学研究科の髙瀬 雅祥准教授、森 重樹講師、宇野 英満教授のもと取り組んだ成果です。近年、有機合成による湾曲したナノグラフェンの創成及び物性解明は重要な研究領域となっており、その中でもヘテロ原子を含む分子の合成に興味が持たれています。沖さんは、含窒素π電子系化合物の一つであるヘキサピロロヘキサアザコロネンをより大きくした拡張アザコロネン類の短工程での合成に成功し、その湾曲した構造と基礎物性を明らかにしました。この研究成果及び発表での質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。