大学時代と今

大学時代と今


2000 理学部物理学科卒業
2002 理学研究科物理学専攻修了
田中 進也


私は学部で4年、大学院(博士前期)で2年の合計6年間、物理学(特に量子論)を学んできました。 そして現在情報システム会社に就職し、市販の解析ツールを使って数値計算・数値解析を行う仕事を 担当しています。

ところで、量子論から情報システム会社?と思うかもしれませんが、私は卒業後の進路として当初、 大学や企業での研究開発を考えていました。しかし、就職活動中に研究開発への道は困難である ことを実感し、もう1つの希望であったSE(システムエンジニア)になるために情報システム会社を選び、 今に至っているのです。

以上を読めば希望と違う仕事をしているように思えるかもしれませんが、そうでもありません。なぜならば、 数値計算・数値解析という仕事に物理学の知識が必要不可欠であり、一部で研究開発にも携われる からです。つまり、大学時代に学んできたことがそのまま生かされる仕事に携わることができたのです。

専門の量子論とはまったく違う分野ではありますが、他の物理学の知識が生かせることもあり、満足度は 高いです。

まだまだこれから仕事は大変になっていくと思いますが、大学で学んだことをどんどん生かしていきたいです。 大学で物理学を学ぶことができて本当に感謝しています。