新名 亨

平成5年3月 理学部地球科学科卒
平成7年3月 理学研究科地球科学専攻修士課程修了
新名 亨


私は学部4年、大学院修士課程で2年の合計6年間を本学で学びました。その後、北海道大学で博士(理学)を摂取し、岡山大学固体地球研究センター、米国ミネソタ大、イエール大でのPD研究員を経て、現在は本学地球深部ダイナミクス研究センターのPD研究員として研究を続けています。

学部、修士課程では鉱物学講座に所属し、マンガン鉱床の研究を行いました。フィールドで鉱石を採集して、その構成鉱物を分析し、鉱床形成過程を推測するといった内容です。マンガンという元素を通して、地球内部での物質移動を理解する基礎を学びました。授業としてはフィールドに行き、岩石、鉱物の同定法や地質図の作成方法を学んだり、物質の諸物性を計測する実験を行ったりしたことが印象に残っています。また、院生室ではよく鍋を囲み、非常に楽しい学生生活を送ることが出来ました。

優秀なスタッフに恵まれた本学科で学ぶことが出来たことに大変感謝しています。