清水亜由美

愛媛大学理学部物質科学科化学系平成18年度卒業
愛媛大学大学院理工学研究科環境機能科学専攻分子科学コース1回生

清水亜由美



 5年前、私は愛媛大学理学部に入学しました。満開の桜に迎えられ、正門を潜ったことは、今でも強く思い出として残っています。
 1回生の4月、物質理学科の教員紹介で化学系の教員のみでなく、物理系の先生を紹介していただきました。その時に、物質理学科は、化学と物理の融合した学科と実感しました。1回生では一般教養や化学の基礎を学び、2回生から実験などを含めた、より専門的な知識を身につけていきました。4回生で研究室にそれぞれ配属し、一年間を通し、卒業研究を行いました。

 化学系には、「愛化会」という学生が運営を行い、先生方、先輩や後輩との親睦を深める親交会があります。愛化会では、毎年、新入生歓迎パーティや研修旅行などの様々な行事を行っています。行事を通じて、たくさんの人と人とをつなげ、その絆を深めることができます。特に、学年が異なる学生との縦のつながりは、愛化会の活動によって、形成されています。だからこそ、化学系は、明るく、楽しく、のびのびとした学生が集まり、先輩と後輩が仲良く、勉強に・研究に・遊びに、一生懸命取り組むことができているのだと思っています。

 大学に入り、友達も明るく、楽しく、自由な大学生活を送ることができました。しかし、自由があると同時に、自分を見失うこと、悩むことも増え、自分が果たす責任も大きくなることを実感しました。
自分で解決できないことに遭遇してしまったら、頼りになる先生、友人、先輩、後輩に手を差し伸べてもらい、解決へと進んでいきました。

 愛媛大学理学部物質理学科で、たくさんのことを学び、たくさんの経験をし、友人をつくることができました。特に人との絆は、お金では買うことのできない、最高の宝です。たくさんの人と知り合うことができた大学生活は、私にとってなくてはならないものでした。

 私は、愛媛大学理学部物質理学科を卒業しましたが、平成17年度に、物質理学科は、化学科と物理学科に改組し、後輩たちは勉強に、遊びに情熱を燃やしています。