関西支部だより

関西支部だより

2019年9月更新



愛媛大学理学同窓会関西支部の活動へのお願い
2018年 平成29年度定期総会(平成30年3月17日)
―愛媛大学理学同窓会関西支部 支部長就任のご挨拶―(同窓会会報10号より転載)



愛媛大学理学同窓会関西支部の活動へのお願い


               

堀内 眞理(ほりうち しんり・文理15生)


 理学同窓会員の皆様にはお変わりなく、ご活躍のこととお慶び申し上げます。
 理学同窓会関西支部は本部の強力なご支援で、国内2番目の支部として2016年に46名のご出席を得て発足しました。しかし17年度の総会への出席は18名にとどまりました。本稿の起稿時は18年度の総会開催通知を発送し返信を待つ段階です。帰ってくる葉書は欠席の連絡が先行する状況で、今回はどれだけ出席いただけるだろうかと気をもんでいます。
 校友会近畿支部は、愛媛大学、各学部後援会との共催で、大阪で開催される合同企業説明会へ参加する在学生と近畿圏在住の会員との交換会を開催して、就活を支援しています。しかしながら毎年、多くの就活学生に対して迎える側に若手の出席が少なく、学生が求める社会人若手の先輩からの直近の情報が得られない状況です。事務局は毎年、晴れて就職がかなった暁には、是非この会に出て後輩への情報提供をお願いしますと呼びかけていますがなかなか改善がみられません。各学部の同窓会支部も近畿圏に就職された折には、各支部へのご連絡をお願いしています。
 また、校友会近畿支部が新社会人交流事業として開催している「全員集合」は、近畿圏で働く新社会人を歓迎する会ですが、出席申込みがなく3年続けて流会となっています。関西地区の法文学部同窓会「にきたつ会」は50年以上の歴史を持っておられますが、参加者減少で活動が低調になってきているとのことです。
 校友会近畿支部役員会でも各学部の卒業生の同窓会離れ、同窓会出席者の高齢化がいつも問題となっております。各学部同窓会への新規会員等の参加が年々減少し同窓会の維持も困難な状況を鑑み、校友会近畿支部から、今後、学部同窓会総会の独自性は保ちつつ、校友会近畿支部総会・講演会を同時開催することなどについての提案があり、各学部同窓会での検討が求められています。
 校友会をはじめ、各学部同窓会も個人情報の取り扱いの問題には苦労しています。既成の名簿の提供を受けることができず、各組織が独自に必要な名簿等の作成を求められる状況です。新社会人となった方々からの同意を得た連絡先取得が難しく、催しなどの案内周知に困窮しています。理学同窓会関西支部でも、これまで連絡が届いてない方は是非、下記までご連絡を頂きますようお願い致します。さらに日ごろご親交をお持ちのご友人もお誘いいただき、同輩の横の連絡網が関西支部会を介して、先輩・後輩へと広がりますようご協力をお願いします。
 理学同窓会関西支部は発足したばかりで、とても不安定な状況にあります。関西地区には多くの同窓生がご活躍です。会員のみなさまでお声を掛け合って関西支部を支えて頂きますようお願い致します。各学部の同窓会支部が存続の危機にある中で、理学同窓会東京支部は独自の企画で頑張っておられます。関西支部も魅力ある企画ができますよう、安定してご参加いただける会員数の見込が立つことを切望しています。特に若い方々の理学同窓会関西支部総会、校友会近畿支部の行事への積極的なご参加をお願いします。
 母校では2018年に理学部設置50周年を迎え、秋に盛大な記念式典が催されました。大学を取り巻く環境が厳しさを増す中で、母校の発展を目の当たりにできる喜びは何よりでした。新年度から改組される理学部が、理学部設置50周年記念誌のタイトル「さらなる飛躍へ」をめざしてますますの発展を遂げられますことを切に願っております。
 終わりに、会員皆様のご健勝と益々のご活躍を祈念致しますとともに、理学同窓会関西支部の活動へのご支援、ご助力を重ねてお願い申し上げます。

 愛媛大学理学同窓会関西支部へのご連絡は、以下にお願いします。

       Mail:horiuchi.s@leto.eonet.ne.jp

(同窓会会報11号より転載)


戻る


2018年 平成29年度定期総会(平成30年3月17日)


関西支部の平成29年度定期総会を、平成30年3月17日(土)に大阪倶楽部で開催しました。
東長雄会長にもご臨席いただき、本部役員会の活動と支部支援内容などをお話し戴きました。今回は総勢18名のご参加でした。ご出席戴いただいた皆様には感謝申し上げます。
個人情報の取り扱いの問題、案内状発送の費用対効果も考慮して、今回は、関西在住で、前回の設立総会にご出席戴いた方々を主に、50名に案内を差し上げました。開催時期の問題もあったかと思いますが、ある程度の聴衆の確保が見込めませんと、講師を招いての講演会などの開催は、無理な状況です。他学部の支部会でも総会出席者が減少傾向にあるとのことで、校友会から、学部同窓会と校友会近畿支部総会・講演会の同時開催すること等について、各学部同窓会での検討が求められています。総会終了後に集合写真を撮り、別室に会場を移しての懇親会でひとときを過ごし、次回の再会を約して解散した。(関西支部・堀内眞理)




戻る


—愛媛大学理学同窓会関西支部 支部長就任のご挨拶—


堀内 眞理

理学同窓会員の皆様にはお変わりなく、ご活躍のこととお慶び申し上げます。 昨年、関西支部長を拝命致しました。非力でございますが、役員の皆様のお力添えを支えに責めを果たしていきたいと思っております。
同窓会活性化を目ざしての城尾昌範前会長の想いのひとつが、関西支部の結成でした。先生の在任中には実現できませんでしたが、昨年9月、松山での総会で承認をいただき正式に発足しました。国内で2番目の支部です。昭和57年設立の東京支部の実績も参考にさせて頂きながら、また同支部のご協力も仰ぎつつ相携えて同窓会の発展、会員相互の活発な交流を通じて母校の発展をも支える組織となることを願っております。
関西支部発足までの経過を簡単に記します。
2010年秋、当時の同窓会長、城尾昌範先生から後輩の私に関西支部設立の準備依頼がありました。当初、設立準備会は全学科の有志でスタートすることを意図しました。しかし理想と現実の差、個人情報保護法の壁をこえられぬまま時が経過しました。15年秋、東長雄会長から、近畿圏で恒常的会合を持って活動しておられる化学科のグループを紹介頂きました。口コミでの準備委員の勧誘が暗礁に乗り上げていた中での、大きなサポーターの出現でした。昨年7月の関西支部総会の開催は、そのグループを束ねておられる田嶋邦彦氏(理10化・院4化)の強力な統率力と実行力の賜物でした。開催時点では同窓会会則に照らしての支部は存在しないので、本部事業として東会長が「拡大関西支部設立準備委員会」を主催くださり、引き続いて支部総会に移りました。総会では宇野英満副学長に基調講演をいただきました。総会、交流会には、平野幹理学部長、前原常弘教授、石川貴之東京支部幹事にもご臨席いただき、総数50名ほどの会となりました。会場は大正元年に「知の交流と心のふれあいの場」として設立された伝統と歴史のある会員制倶楽部です。倶楽部の建物は国の有形文化財に指定されています。私たちの趣旨にも通じるスローガンを掲げる倶楽部で、記念すべき第1回の総会を開催できた事は何よりと存じます。ご出席の皆様には大阪の近大名建築をもお楽しみいただけたかと思います。素敵な会場をお世話くださいました後藤幹郎校友会近畿支部長に御礼申し上げます。
 2004年の国立大学の独立行政法人化以降、基礎研究をすすめる環境は運営費交付金の削減で年を追って厳しさを増しているようです。一方で福島原発事故の廃炉費用、東京五輪関連費用等々、収束点の見えぬ数字が跋扈しているのを知ると一抹のむなしさを覚えます。身近なところでも短期の成果を煽る数値目標や単純比較のための数値化がはびこる昨今です。意に沿わぬ強制による、無理な数値化が多くの問題を生じているように感じます。数字の比較は明瞭です。しかし、示された数値を比べ評価する前に、その数値が出される過程や算出方法の開示がどこまでされているか、同じ手順で出された比較するに値する数値なのかの吟味がおろそかにされているように思います。
電子機器やスマホの普及で、人同士の直接の交流が急速に希薄になってきました。このような時代だからこそ、同窓生が一堂に会し親密の度合いを深めることができる場としても、関西支部の催しを活用願いたいと思っております。情報交換や親睦などの他、ご要望、ご提案をお寄せいただければ幸いです。
関西には多くの卒業生がご活躍です。このたびの理学同窓会関西支部発足を機会に、日頃ご親交をお持ちの会員の皆様お誘い合わせて、総会開催の折りにお集まり頂き、学科間、世代間を越えた新たな絆を結び、同窓の輪を拡げていただけたら幸いです。是非、若い方にもお声かけをお願いします。
終わりに、会員皆々様のご健勝と一層のご活躍をお祈り申し上げますとともに、理学同窓会関西支部の健やかな発展に向けてのご支援、ご助力をお願い申しあげ、ご挨拶とさせていただきます。

文理15生

(同窓会会報10号より転載)


戻る