理学部案内2018
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研究センター紹介理学部と連携して研究を推進するセンター群と学術研究成果を公開・発信するミュージアム本センターは、海洋科学の主要な分野である物理学、化学、生物学、地質学を基礎とする4つの研究部門から構成されており、各分野の研究者の密接な協力により学際的、総合的な沿岸環境研究を推進しています。本センターの主要な研究対象の一つである瀬戸内海は、わが国最大かつ最重要な沿岸海域であるばかりでなく、その変化に富んだ環境のため研究対象としても極めて興味深い海域です。また、本センターは瀬戸内海研究のみならず、わが国やアジアにおける環境研究の拠点となることを目指して、海外の大学と学術交流協定を結び、国際的な共同研究も展開しています。本センターでは、これまで理学部の卒業論文学生や大学院生を多数受け入れており、学際的な沿岸環境研究を意図した幅広いテーマで研究が行える環境も提供しています。■沿岸環境科学研究センターhttp://www.cmes.ehime-u.ac.jp/Center for Marine Environmental StudiesCMESProteo-Science CenterPROS■プロテオサイエンスセンター本センターでは、超高圧・高温発生装置による実験、ならびに、第一原理計算・数値流体力学などに基づいたコンピュータシミュレーションによる理論計算といった世界最先端レベルの研究技術・理論を用いて、地球・惑星深部の物質構成・構造・運動(ダイナミクス)の解明を目指した教育研究活動を進めています。同時に、本センターで合成に成功した世界で最も硬い物質である多結晶ダイヤモンド(写真)をはじめとした新規素材の開発など学際的研究も展開しています。学内・国内のみならず、国外の多くの研究機関と学術交流協定を結ぶなど、活発な交流の下に国際的教育研究拠点の形成を進めています。また、理学部や大学院理工学研究科の教育も担当しています。■地球深部ダイナミクス研究センターhttp://www.grc.ehime-u.ac.jp/Geodynamics Research CenterGRC基礎科学の発展と多くの先端技術の開発に支えられ、20世紀には宇宙の探求が精力的に進められてきました。 21世紀に入り、宇宙の年齢が約137億歳であることもわかり、宇宙の探求に拍車がかかっています。しかし、その一方で、私たちの住む宇宙は、未知の暗黒物質に操られ、さらには暗黒エネルギーによって加速膨張していることも示唆されるに至っています。探求すればするほど、宇宙にはまだたくさんの謎があることがわかります。このような状況の中で宇宙の理解を進めていくには、いろいろな研究方法がありますが、できるだけ基本的なスタンスで進化する宇宙の姿を調べ尽すことが肝要です。そこで、本研究センターでは「宇宙の進化」に焦点を当てて総合的に研究展開し、宇宙探求の分野で最先端の研究及び研究者の養成を行っています。■宇宙進化研究センターhttp://www.cosmos.ehime-u.ac.jp/Research Center for Space and Cosmic EvolutionRCSCEResearch Centersシロイヌナズナの野生株(右)とコリンオキシダーゼの遺伝子を組み込んだシロイヌナズナ(左)の種子を塩分を含んだ培地で発芽させた。遺伝子組み換えを行った種子では、ベタインという化合物が合成されるため塩分に強くなります。本センターは工学、医学、理学領域の研究者で構成され、タンパク質の働きを分子のレベル、細胞のレベル、個体のレベルで包括的に研究し、様々な生命現象や病気の成り立ちを分子レベルで解明するとともに、がん、自己免疫病、難治性感染症など難病の新しい診断・治療法の開発も目指しています。そのうちプロテオリサーチ領域、生体超分子研究部門の教員が化学科の教育も担当し、生命活動の基盤となるエネルギー変換と恒常性維持に関わる生体超分子についてタンパク質、および、コファクターとの構造機能相関を原子レベルで明らかにし、効率のよい人工システムへの応用の基盤となる新たな知見をもたらすことを目的として教育研究に取り組んでいます。http://www.pros.ehime-u.ac.jp国立天文台提供イラスト:落合隆郎29

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