大学院理工学研究科博士前期課程2年の宇都宮輝さんが「第74回中国四国植物学会大会」において、「優秀発表賞(口頭発表部門)」を、同1年の夜舩友咲さんが「優秀発表賞(ポスター発表部門)」をそれぞれ受賞しました【5月13日(土)、14日(日)】
           
 平成29年5月13日(土)、14日(日)、高知大学で開催された「第74回中国四国植物学会大会」において、大学院理工学研究科博士前期課程2年の宇都宮輝さんが「優秀発表賞(口頭発表部門)」を受賞し、また同1年の夜舩友咲さんが「優秀発表賞(ポスター発表部門)」を受賞しました。
  現在、宇都宮さんと夜舩さんは、共に大学院理工学研究科環境機能科学専攻生物環境科学コースに在籍しています。本賞は、中国四国植物学会において、主として本人が行った研究成果について口頭またはポスター発表を行った学会員である学生あるいは若手研究者(40歳未満の研究員や助教)の中から選出され、表彰されるものです。
  宇都宮さんの研究は、植物では存在の有無すら判明していない中間径フィラメントというタンパク質線維について、その存在の有無と働きを解明することを目的としています。今回受賞したテーマは、「植物細胞において中間径フィラメントモチーフタンパク質の局在は細胞周期依存的に変化する」であり、中間径フィラメントタンパク質の候補としているタンパク質を蛍光タンパク質で標識して光らせ、生きた植物細胞で動きを観察した結果をまとめたものです。本研究は、このタンパク質が細胞分裂の周期に伴って線維構造を形成したり、局在を変化させたりしていることや細胞骨格の一種である微小管と共に存在していることを明らかにしたものです。これらの成果は、植物細胞における中間径フィラメントの働きを解明する上で微小管との関わりを調べる必要があることを提起する重要な知見となり得るものです。
  夜舩さんは、アサガオの蔓が支柱に巻き付く仕組みを解明するための研究に取り組んでいます。今回受賞した研究テーマは、「アサガオの蔓におけるジャスモン酸生合成関連酵素の遺伝子の発現解析」です。本研究は、アサガオの蔓が支柱に巻き付くときに、支柱と接する側とその反対側とで茎の成長が異なっていることに関して、成長を抑制する働きを持つ植物ホルモンの一種であるジャスモン酸の作用に着目し、ジャスモン酸の生合成に関わる酵素の遺伝子の一つの発現量が支柱と接する側の茎の組織で多くなっていることを明らかにしました。これらの成果は、蔓が支柱に巻き付く現象について、まだ未解明な仕組みについての解明の糸口となるものです。
  これらの研究は大学院理工学研究科の金田剛史講師の指導のもと進められたものです。これらの研究内容に加えて、プレゼンテーションの技術などについても評価された結果、発表後に行われた学会員の投票によりそれぞれ選出され、今回の受賞に至りました。
 
   
 


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(C)Ehime University, Faculty of Science, 2017.